神奈川県を代表する柑橘「湘南ゴールド」。
2019年もいよいよ直売所などで販売開始となる季節がやってまいりました! 昨年、農家インタビューでお世話になった農家の鈴木さんに、今年の出来などについて伺いました。
なお今年の畑の写真については、昨年のインタビュー記事「湘南ゴールド栽培農家 鈴木裕章さん」内に追加で掲載しております。
※2018年3月にお話を伺った際は、生産・販売組織「JAかながわ西湘SG21」の会長職を務めていらっしゃいましたが、現在は後任の方に職を譲られたとのことでした。
――― 2019年の湘南ゴールド、出来はいかがですか?
昨年9月頃の陽気が良かったせいか、出来は良いですね。雨が多いと酸の抜けが早いんですよ。すると糖分も落ちてしまう。今回は糖がそれほど落ちていませんね。
――― 昨年は台風の影響を大きく受けたかと思います。
湘南ゴールドの樹にはトゲがあるんだけど、風にあおられるとこのトゲが実を傷つける。そこからかいよう病の菌が入ってしまうんですね。だから、それが比較的多いですね。
――― それ以外に変わったことはありましたか?
(昨年)春の開花が15日くらい早かったんです。普通はそんなことは有り得ない。だから収穫もその程度は早くなっていますね。
――― 今年は収量がかなり多いとのことですが、甘さも十分で期待できますね! 前回のインタビューでも色々伺いましたが、美味しく作るコツなどはあるのでしょうか?
よくそういったことを聞かれるんです(笑)。ただ結局、「適地適作」が一番良いのかなと思う。試験栽培も含めて20品目くらいの(柑橘)品種を作っているけど、「この場所には、どの品種が良いのかな?」と考えること。それが土地の利なのだと思います。
――― ありがとうございました。今年の湘南ゴールドも楽しみにしております!
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