昨年5月に種を水に浸けた瞬間から、一時も止まることなく生長し続けてきた山田錦、雄町、亀の尾、神力、楽風舞! これらの酒米がいよいよ収穫の秋を迎えました。
今回の特集では出穂から稲刈りまで、美しい田んぼの風景をメインに「神奈川の秋」をお伝えします。
蔵元・橋場友一さんへの「蔵元インタビュー」は第4回を掲載。山田錦と楽風舞について伺いました。また「蔵人インタビュー」では栽培醸造部の高橋靖拡さんに、「酒造りの魂」ともいわれる精米について詳細にお話しいただきました。
【目次】
1.各種酒米が続々と出穂!
2.圃場巡回 9.19
3.今期、初の酛すり
4.中州の美田「大島」
5.田名「望地河原」の稲刈り
※このまま下に進んでいただくと「1」からスタートします。
9月9日、海老名を中心として各種の酒米を見て回りました。
これらの全てが同じ日に撮った写真です。
(1) 生まれたばかりの雄町の穂。
(2) この中で “身長” が一番高い、神力。
(3) 順調な生育を見せる楽風舞は、泉橋酒造の「期待の星」。
(4) 蔵の前の亀の尾は、さすがに早生! まもなく収穫!?
(5) 山田錦はさすがに “酒米の王様”。その落ち着きぶりが憎いほど。
それぞれの品種が夏の青々しくエネルギッシュな状態から、徐々に生命の結晶たる「種」に変わろうとしていました。